タケモトピアノのCMはいつから放送してる?俳優(おじさん)は誰でなぜ儲かるのか?

今回は中古ピアノ買い取りでお馴染みのタケモトピアノの事について調査してみました。

『ピアノ売ってちょーだい』と言っているおじさんは一体誰なのか?いつからそのCMが放送されているのか?

そしてタケモトピアノは一体どんな儲かる仕組みで利益を出しているのか?についても詳しく調査しておりますのでぜひご覧ください。

タケモトピアノのCMはいつから放送されていたのか?

タケモトピアノのCMはいつから放送されていたのかと調査しましたところ、なんと1997年から放送されており25年もの間放送されている事が分かりました。(2022年時点)

このタケモトピアノのCMは財津一郎さんが脳内出血で倒れ仕事復帰後まもなく撮影されました。

あのCMを見ると周りのダンサーさんが派手なシルバーの全身タイツを身にまとい、独特なダンスをしていますが、タケモトピアノのおじさんこと、財津一郎さんはほとんど動いておられません。

本来はタケモトピアノのおじさんとダンサーさんが一緒になって踊る予定でしたが、病気後仕事に復帰したとはいえあのような動きは出来ない、と財津一郎さん側から申し出があり、タケモトピアノのおじさんは画面中央でほぼ動かず『ピアノ売ってちょーだい』とセリフを言う構成となったのです。

一時期いつからか、グズって泣き止まない赤ちゃんにこのCMを見せると泣きやむ!という噂が話題となりました。

当初は関西圏でのみ放映されていたCMでしたが、この出来事がキッカケとなりいつからか全国でタケモトピアノのCMが放送され、なんと2013年には『タケモトピアノのCMソング』としてCD・DVDが発売されたのです。

元々タケモトピアノのおじさんこと俳優の財津一郎さんは、東南アジアの子供たちの為に日本で不要となったピアノを、幼稚園や小学校に贈るボランティアに携わっていました。

使わなくなったピアノをまた誰かの元へ届ける、という財津一郎さんが元々関わっていたボランティア活動の内容と、タケモトピアノの事業内容が重なり良い事だな、と思いこのCMのオファーを受けた理由です。

現在の財津一郎さんは老々介護の末、2020年に奥様を看取られ、ご自身も脊柱狭窄症を患っており、俳優などの芸能活動はしておられないそうです。

しかし現在も放送されているタケモトピアノのCMのおかげで生き延びられている、と財津一郎さんは仰っています。

タケモトピアノのCMも誰か若い方を使ったものに新しく作る案も出たそうですが、タケモトピアノの会長さんの意向で現在もタケモトピアノのおじさんこと財津一郎さんバージョンのCMが放送されています。

私も長年親しんだ、というかいつからか見慣れた…正直に言いますと昔撮った映像ですし、未だに何でこれを放送しているんだろう?と思った事はありましたが、そんな裏話があったとは驚きました。

財津一郎さんの為にも今後も放送し続けて欲しいです。

タケモトピアノの俳優(おじさん)は誰?

 

タケモトピアノのCMで『ピアノ売ってちょうだい、みんなまるくタケモトピアノ』と歌って踊るあのおじさんは一体誰なのか?

調査したところ、あのタケモトピアノのおじさんは俳優の財津一郎さんである事が分かりました。

 

“財津”という珍しいこの苗字ですが、歌手の財津和夫さんと遠い親戚なんだそうです。

ちなみに財津一郎さんは熊本県のご出身で、財津和夫さんは福岡県出身と同じ九州の生まれ。

財津一郎さんは1934年2月22日生まれの現在(2022年5月時点)85歳です。

コメディアン・歌手・俳優とマルチに活躍され、なんと1964年には吉本新喜劇の座長に就任していました。

 

吉本新喜劇の座長と言えば、現在テレビで大活躍の小藪千豊さんが有名ですが、もっと昔小藪さんが生まれるより前に財津一郎さんが座長を務めていたなんて今回の調査で初めて知りました。

少し前ですと『こてっちゃん』や『バザールでござーる』のCMも財津一郎さんでかなり有名なCMに出演しておられる俳優さんですね。

 

 

タケモトピアノはなぜ儲かる?

 

タケモトピアノは一体どんな儲かる仕組みで利益を出して設けているのでしょうか?

長年財津一郎さんのCMを流し続けていて、当初は私は新しいCMを撮影する気が無いもしくは、制作の資金は無いのかな?でもCMを全国区で放送していてスゴイな、と思っていたので、そのビジネスモデルがどうなっているのか調べてみました。

 

すると財津一郎さんがタケモトピアノのCMのオファーを受けた経緯にヒントが隠されていました。

タケモトピアノは家庭で子供が幼少期に使い、現在は本棚や花瓶置きになっている、そういった使われていないピアノを買い取って、なんと海外へ輸出している事が判明しました。

 

ピアノも鍵盤が欠けていたり、傷・汚れ、音が出ないものまでも買い取っていているそうで、そんな使えないピアノ売れない、儲かる訳ないのに、と内心思いましたが、なんとタケモトピアノは熟練した職人が一つ一つ修理修繕し完璧に直してしまうのです。

 

そしてそのピアノは東南アジア始め、オーストラリアやドイツなどの62か国に輸出されています。

なんでも日本ではピアノを中古で買うという人がかなり少なく、皆さん新品を買い求めるとの事。

やはり中学・高校までピアノを続ける、もしくは大人になっても弾き続ける習慣のある方は本当に少ないでしょうから、ご家庭に弾かなくなったピアノが日本には結構余っているという状況に目を付け儲かる仕組みを考えたタケモトピアノさんは先見の明がありますね。

 

売る方もピアノが埃をかぶって家で場所をとって眠っているだけなら、撤去費用や処分の事を考えたら儲かるなど関係なく、タケモトピアノさんに買い取っていただいた方が良いという考えもあるのでしょう。

売る方・買う方がウィンウィンの関係になっている構図になっている事が今回の調査によって分かりました。

 

ピアノも弾かれずに眠っているより、誰かに求められずっとキレイな音色を奏でたいでしょうから、タケモトピアノのCMを見る度に、財津一郎さん・第二のピアノ人生を歩むピアノがたくさんいるんだな…と思わずにはいられません。

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